YSK House
2018-08-07
収納上手な住まいと家族の、いい関係
仕事を終えて木製の扉を開けると、吹き抜けの開放的な玄関がご主人を迎えてくれます。
「ただいま」の声と同時に、リビングから3人の息子さんの「おかえり!」の声がこだまのように元気よく返ってきます。
2016年に完成した柏木邸。同時に隣接する土地に歯科医院を開業。寄り添って建つ2棟の間が通勤路。職場と自宅を徒歩で行き来しながらONとOFFを切り替えます。
自宅で事務と家事を両立させているのは奥様。住まいはいつもきちんと整頓が行き届いています。
「生活感を見せすぎない暮らし」を可能にしたのは、収納スペースを多く設けたプランと奥様の日々の家仕事のたまもの。整頓術の秘訣は、「収納場所に物を詰め込みすぎずに、容量の70%程度に抑えること」だとか。
なるほど普段は見えない収納の内側も、物が雑多に重なることなくすっきり。仕切りやボックス、ネームプレートを活用して、ひと目でお目当ての物を手に取ることができます。
収納上手は暮らし上手。住まいそのものも広々としていますが、使い方や過ごし方を限定せずに余白を楽しみながら自在に暮らす様子は、まさに“70%理論”に通じるものがあります。
趣味は子供部屋の模様替え。大きな物から小物まで配置転換や模様替えが容易にできるのも空間に余裕があるから。お子さんたちも家に帰るたびに、どこが変わっているのか探すことを楽しみにしているそうです。